鬼平犯科帳見逃したんだった

　たった10分の面接のために、1時間半かけて出かけていった。そのわりには、手応えナシ。あー、ちかれた。
　まず駅のトイレへ行っておこう！と思い立ち、列に並んだのはいいが、全然前に進まない。なんでじゃーと思っていたら、ふたつ個室があったんだけど、ひとつは延々とひとりの人が使用しているらしい。一体彼女は何をしていたのか。何か困ったことが個室内で発生したのか。それにしても、まったく出てこない。気配はするんだが。
　というわけで、残りひとつでみんなの分をまかなわなければならない。（みんなの分ってあんた・・・）
　それで、トータル15分も待たされた。これならデパートのトイレに行ったほうがよかった。トイレットペーパーもあることだし。
　10時半には着かなきゃいけないのに、トイレを出たのは10時5分。ちと焦る。
　こういうときは、なんかもう会場が地の果てのように感じられるねえ。実際遠かったんだが。途中でことごとく信号にひっかかる。幸先悪い。
　やっと着いたと思ったら、なんか想像していたよりオンボロ。よく分からんが、矢印の方向へ進んでなんとか控え室へ。入ったら誰もいない。隠しカメラがあるかも知れんと思い、（思うなよ）慎重に時を過ごす。
　40分からだったのだが、ちょうど40分に呼ばれる。入れ替わりに次の面接であろう女の子が入ってきた。ほっぺの赤いお嬢さんであった。彼女は場所が分からなかったようで、控え室まで案内されていて恥ずかしそうに笑っていた。
　質問事項は普通で、自己紹介、志望動機、やってみたいこと、大学生活の中で印象に残っているできごとなど。もう、面接慣れしてないもんだから自己紹介からしてしどろもどろ。つうか、ちゃんと考えてこいよな、自分。質問はひとつだけ考えてきたのに、「まだないか？」と言われ「ない」と言ってしまった。もうひとつ考えてこればよかった。やはり、質問は3つくらい考えておかないとダメね。
　なんか長かったような気がしたんだけど、10分しか経ってなかった。なんだったんだろう。まあ、こいつもまた連絡くることはないでしょう。あははん。
　せっかく出てきたんだから、と思ってケーキを買ってしまった。ケーキを買いにデパ地下に立ち寄っていなければ、電車に間に合ったのに、ちょうど5分の遅れで30分以上待つ羽目に。さいてえ。2回も電車に乗り換えちゃったぜ。
　
　明日は午前と午後、一日中スーツを着て出歩かなければいけない。朝早いのって、やっぱり辛いなあ。昼に帰って来れれば昼寝できるからいいんだけどね（今日もしてしまった。おいおい）。金曜日も午前に予定が入ってしまったし。ああ、やめたい・・・。今日の昼寝では変な夢を見てしまうし。疲れてるのかしらん。
　泥棒家族を見なければね。