今日の日記

2001年7月29日
 暇に身を任せ、今日は読みかけの本を3冊読んだ。
★「呼人」野沢尚
 12歳で成長が止まってしまった永遠の少年、呼人の宿命のお話。25年もの歳月を描いておった。 養父の名は悠仁。
 ・・・・・ゆず?
 呼人の実のお母さんは国際的なテロリストで、爆弾つくりなんて朝飯前。すごい知能犯なのだ。
 そんなこんなで37歳になっても12歳のままな呼人。
 放射能で汚染されたヨーロッパでお母さんに再会。途中で元自衛隊の義足の友人を亡くすんだけどね。
 最後は、友人の墓で初恋の人と再会。(といっても、彼女も37歳だ)
 彼女は、4歳の少年を連れていた。
 なーんと、その少年は呼人の子供!!
 5年前、思い出の地で授かった子供なのよん。
 たった一度きりで・・・しかも12歳の声変わりもまだの少年の子供・・・ふふふ。さすが小説。
 この小説によると、2010年にはフランスの原子力発電所が事故を起こして、放射能汚染がヨーロッパに広がる。
 おそろしいっすねー・・・

★「千年王子」長野まゆみ
 「千年少年」だと、読み終える直前までずっと勘違いしていた。オホホ。
 相変わらず、なんかよく分からない設定であった。
 でも、この人の描く架空のシステムは、結構信憑性があって、なかなか面白いぞ。
 しかし、女はほっとんど排除された世界。
 なんででしょうねえ・・・。

★「深紅」野沢尚
 一家惨殺事件の生き残りの少女と加害者の娘が8年後に出会うってやつ。
 最後のほうは、殺人の片棒を担ぎそこなっていた。
 とりあえず、これはハッピーエンドかなあ。
 「呼人」は、永遠に年をとらずに死ねない少年は、涙を流して終わっていたから、ハッピーじゃなかったもんね。
 この話の場合、すべてを分かってくれてる(?)恋人の存在が大きいっすね。いいねえ。ヒューヒューだよー。

 そんなこんなで、読む本がなくなったというのに、明日は図書館休館日。
 
  

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