甘栗の反乱か?

2002年1月22日
何だかちっとばかし下痢気味。
甘栗を日夜食べ続けているせいだろうか。

★『聖母(マドンナ)の深き淵』柴田よしき★
↑タイトル微妙に違うかも知れん・・・
これはねー、女刑事が小さな我が子を育てながら、悪に立ち向かっていくという、正義のお話なのよ。
でね、これは実はシリーズ二作目らしいんだけど、らしいってことは、私ってば一作目を読んでいないわけ。
でも、作者はあとがきで「これは新しい物語です」って言ってるから、これから読んでも特に問題はないわけ。
なんかよく分からんけど、シャブ中の主婦が惨殺されて、さらにはジェンダーの悩みを抱える美女(性能は男)が失踪した友達を探してくれって言ってくるんだけどその友達は売春婦になってて。さらには、四年前の乳児誘拐事件も絡んできて、大変なのよ。
登場人物に、「高須」と「城本」っていう刑事が出てくるんだけど、これを見て「あと南と大塚と小室あたりが出てきたら完璧なんだけどなぁ」と思っちゃったわよ。
それは関係ないとして。
で、女刑事は三十四歳で子持ち(ただし未婚)なんだけど、とっても美人らしいのよ。
んでまあ、結構気も強くて。
改行が多いから、ちょっと散漫な感じかなあ?それに、会話とモノローグが多いしね。私は地の分で泣かせてもらいたい人なので、ちょっと物足りなかったな。
女刑事は暴走してるってことになってるんだけど、私から見れば普通じゃん、ってところ。
二回も犯されてるけど、抵抗しとらんしな、たいして。
その後、犯した相手を見て、怒りと嫌悪感しかあらわしてないのもおかしい気がする。恐怖心は芽生えないわけ?と思っちゃったりなんかしちゃったりして。
てなわけで、ちょっとばかし感情移入できずに終わってしまったのでした。
最後の麻生さん、相手はこいつだったんですねー!ってわかったところは結構よかったけど。婦女子は基本的にこういうのが好きなのかも知れない。
しかし・・・ゲイがいっぱい出てくる本だったなー。
似たようなので、音道貴子シリーズがあるけど、こっちの方が私は好きだ。この人人間っぽいし、乱暴されそうになったら刑事とかそんなの関係なく、本気で怖がってるし、トラウマになってるし。
なにしろ、地の文がいいよね。うん。

というわけで、明日は図書館に行って新しい本を調達してきます。
今回は変な文体になっちまったなー。わはは。


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