彷徨

2002年1月26日
久々の面接。張り切っていきました。
そしたら、やっぱり間抜けな私は、約束の時間より50分も前に到着してしまったのでした。
駅からこんなに近いとは思わなかったんだよ〜う。
八番出口から、とかいう説明は受けてたんだけど、まさか出た目の前にビルが飛び込んでくるとは思わないじゃん。
方向音痴だから、早めに行こうと思ったんだよ。
で、仕方がないので時間を潰したんだけど、なにしろ近所に入れる店というものが存在しない。
はるか彼方(徒歩10分近い)にコンビニがあったけど。
しかもそこ、オープンセールやってた。
い、今まで存在してなかったんだね・・・。
すぐそばには「たばこ屋さん」的店ならあったんだけどね。何も買わないのに時間つぶしのためだけに入店するのは気が咎めたので、その辺ぐるぐるしてた。
あー、疲れた。
しかし、今日はとても貴重な体験をしましたよ。フフフ。

★『段ボールハウスガール』萱野葵★
これだけあれば何もしないでも一年間暮らせる、と二百万円貯めてから会社を辞めた主人公。しかし、盗難にあってしまい、文無しに。
てなわけで、実家に帰ったり新しい職を探すことなく、彼女はサバイバルライフを送ることに。
これは米倉涼子主演で映画化されているはずなんだが、そっちの方ではタイトル全部カタカナだったね。
小説の方は、結構あくどいことをして金を入手している。大学の構内に忍び込んで寝泊りしたり、残飯漁ったり、親切な通りすがりの人に困った振りして金をたかったり、警察や駅員に借金をしたり、テレクラバイトしたり、消費者金融に借りれるだけ借りて返済する気なしでほかっといたり。適当に登録した家庭教師先でぼったくったり。
今まで暮らしていたアパートから失踪したという形になるので、両親なんてこのことを知らない。
最後は携帯電話を握り締めてエンド。ハッピーもくそもない。

もうひとつの話は『ダイナマイトビンボー』。すげえタイトルだ。
男言葉を使う筋肉女とその弟、十代にしてアル中経験のある少年の話。
働くのがうざくなって精神科に行き、そこで手帳を申請してもらったり生活保護を受けられるよと入れ知恵されれば福祉事務所に行ってその申請をしたり。
そうやって、弟にも同じ事をさせて、月二十万以上ももらって暮らしていた。普通に働いているよりもうけてやがんの。
まあ、途中で生活保護も打ち切られるけどね。最後なんてアパート追い出された。
そしてこれもまた、最後は携帯電話。誰かとつながっていたいという気持ちをかきたかったのかしらん。よーわからん。
とにかく、ふたつとも「働かない女」の暮らしぶりレポートでした。(ドラマチックな展開があるわけではない)

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