★『触発』今野敏★
表紙がかっこいいよ、レイバン(?)のサングラスを粋にひっかけたおっさんが、渋い顔してるんですもの。
誰だよ、あんた。登場人物のなかに、該当する人物、いたかしら???
それはさておき、これは爆弾テロのお話。
地下鉄サリン事件が起きて一年くらい経った頃の設定かな、地下鉄霞ヶ関駅に爆弾が仕掛けられたのよ。
で、それは一応時限爆弾だったんだけど、震撼装置が取り付けられてて、爆弾の入ったバッグを持ち上げたらそれに反応して、ドカーン。
持ち上げた駅の職員の身体はバラバラになり、周囲の人もふっとんだり手足がちぎれたり、飛んできた物に頭を半分持っていかれたり、吹き飛ばされて壁に叩きつけられてぺしゃんこになったり。
まあ、死にますわな。
で、警察が陸上自衛隊の爆弾処理のスペシャリストの若者と協力して犯人をとっちめようぜ!ってなりまして。
話はあっさりとしていて、簡単に読み進められる内容。
設定は重いけど、映画にしたら丁度いい分量だろうなあ。エピソードも少ないし。
最後は結構あっさりしていた。もうちっと緊迫感が欲しかった気がする。まあ、でもそんなもんか。
爆弾処理って、結構地味な作業だし。緊張感はすごくあるだろうけど、見てるこっちはよく分からないよな。
犯人を逮捕してわーいわーいとやった後に、なんか話がほしかったな。余韻がない感じ。
というわけで、以前読んだ『アキハバラ』の方が、娯楽性にはすぐれていたんじゃないかとの、感想でごわす。

ああ・・・表紙のおっさんが気になる・・・。


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