★『ミミズクとオリーブ』芦原すなお★
グータラ作家の奥さんが、鋭い推理力を発揮して、夫の友達の手助けをしまっす。
日常の違和感に目をつけて「ここがおかしいからこうなるんだ」っていうところから推理をしているので、凝った仕掛けはないけれども、会話のテンポがよくて面白い。
ミミズクが庭先にきたらさぞかし怖いだろうが・・・
主人公の「僕」は四十後半なのに、性格が可愛いね。ラブリーね。こんなおっさん、いないだろう。
それにしても、なんで主人公とその奥さんの名前は出てこないんでしょうか。苗字すら分かりません。
一応、体験談を本にしている形ではあるけれど。

★『嫁洗い池』芦原すなお★
知らずに同時に借りてきたのだけど、どうやら続きものの二作目だったようです、こちらは。
テンションは同じまま、最後は依頼人(?)が遠くへ行ってしまうことによって終わってしまうんだけどね。
「僕」にちょっといつもと変わった現象が起こるんだけど、それが毎回事件解決のヒントになってるね。なかなか考えるもんだね。
それにしても、会話が面白いや。さくさく読めていいっす。


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