連休中は、どういうわけか市民図書館がお休みなので、昨夜は必死になって本を読みました。

★『明け方の猫』保坂和志★
今まで直木賞系をよく読んでいたので、急に芥川賞系を読むと、頭がついていきません。
内容はない、といってしまえばそれまでなんだけど、表題作が猫の話だったので、それにつられて借りました。
夢の中で、おっさんが猫になったんだけど、っていう設定で、別に山あり谷ありのエピソードがあるわけじゃあない。
けど、猫派の私には、結構発見もあったので、楽しく読めました。人間は進化して行く過程で何を失ったのか、とか、代償に何を得たのか、とか。
哲学チックなことは全く分からないけどね。
『猫に時間の流れる』をちょっぴり思い出しつつ。

併録作品は、今から二十年も前に書かれたという、幻のデビュー作らしい。デビュー作、といっても、雑誌に発表したわけではないようですが。
こんな若い頃から、こんな難しいこと考えていなさったんだねー、この人は。
言ってみればシスコンの話なんだろうけど。
でも、トレーナーにとりもちがついていて、匂いを嗅ごうとしたら顔にくっついちゃって離れなくなって、「トレーナーい、トレーナーい」と駄洒落を言って誤魔化そうとしていたくだりは笑ってしまった。
それよりも、喫茶店で遭ったという、「事故」って一体なんなのかが気になる。


先日落っこちた会社から、履歴書が戻ってきました。てやんでえ、ばろちくしょう。今更なんだよ、こんちきしょう。さんざん悪態をついております。
今ではその会社、友人の勤務先になってしまいましたが。えーい、こんちきしょう!
あと、大学から、同窓会の案内がきたんだけど、金を六月までに振り込めだって?
そんな金があったら、ウマイもんでも食べにいっとるわい!

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