ばあさんが風邪をひいたようです。
毎晩ほっつき歩いてるからそうなるのだ。
不良老人め。

★『アリゾナ無宿』逢坂剛★
逢坂剛=大阪GO?
とか思ったりしつつ、読みました。

それはさておき、早撃ちガンマンと記憶喪失のサムライと、結構したたかな小娘が、賞金稼ぎの旅に出るっていう、単純明快なストーリー。
語り手である娘は、まだ16歳なんだけど、かなりしんどい境遇に生きていたのよ。それなのに、全然悩んでるそぶりが見られない。
一応恐怖感があったり嫌悪感があったりするんだけど、薄っぺらいっていうか。
それが逆に「したたか」ぶりをあらわしているのかもしれないけど、淡々と進んでおりましたな。
巧いストーリーとテンポの良い会話でぐいぐい読ませる、みたいな宣伝文句があったけど、確かにすらすら読めます。作風が明るいので、余分な人物描写は省いたのかな。
語り手は主人公だからバックグラウンドもよく分かったけど、最後までガンマンもサムライも、素性がわからずじまい。・・・ていうか、これ、続くの?と思いました。最後のほうはばたばたしてたし。

でも、ガンマンのトムについては、最初頭のかたいおっさんだぜ、と思ってたんだけど、だんだん性格がわかってきた。なんだかんだ言ってお人よしだしさ。
それより気になるのは、記憶をなくしたという設定の日本人。すごい剣が達者なのよ。針も口元に仕込んで飛ばしまくってるし。何者だ?結局記憶が戻らなかったんだけど。
主人公も、どちらかというと彼寄り。酒場の二階に泊まることを許してくれないし。最後もいちゃついてましたな・・・襲われた後だというのに。
あー。気になる。
身長はあまり高くないみたいだけど、フィートで言ってるのでイメージ湧きません。
やはり、私にはカタカナがはびこる小説を読むのは無理ってことかね。覚えられないんですもの。

ジョン・スミスやバトラーにはしてやられたり。こういうスマートな犯罪者はなかなか捕まらないんだよねー。ルパンのような手口。素敵。いかしてますわ。
こうやって、出し抜いたり出し抜かれたり。いきなりアパッチやコマンチが襲い掛かってきたり。むちゃくちゃな話だね。さっすが、明治時代の西部です。
ところで、いつまでカウボーイとかガンマンとか、そういう人たちがいたんだろー??

世界史に疎いやまぴょんであった。ずん。

コメント

お気に入り日記の更新

テーマ別日記一覧

この日記について

日記内を検索