ウェ〜ブとかゆうハンディモップみたいなのを買ってみました。
1〜2週間は使える、ってあったのに、私の部屋はあまりに汚いので、すぐに真っ黒になってしまいました。
どんだけ汚いのよ、私の部屋・・・。
へこみます。

★『損料屋喜八郎始末控え』山本一力★★
この人、昨年の直木賞作家だったんだね・・・知らずに読んでいた。どっかで聞いたことのある名前だと思ったら。
これは、山本さんの記念すべき初の単行本とのこと。おめでと!

札差という、特殊な職業の人々が出てくる話なので、最初の方は設定を飲み込むのに苦労したんだけど、だんだん面白くなってきました。展開が凝ってるし、誰も死なないし。喜八郎がかっこいいっすねえ。あんまり喋ったり喜怒哀楽がなかったりするんで、キャラがつかめませんが。
「札差」「棄捐令」は知ってたけど(つーか、一発で変換できるなんて、このパソコンは優秀だね)、こういう感じだったんだねえ。日本史を勉強するにおいては、札差、棄捐令は大事な用語ですからね。現役を退いた私も、ちゃんと覚えてますよ。年号までは覚えてないがな。
伊勢屋はいけすかねえぜ!と思ってたんだけど、こういう悪人にもちゃんと生活ってのがあって、息子を亡くした悲しみとか、人情とか、そういうのはちゃんとあるわけ。悪人だととことん悪人って感じになっちゃうけど、この話は良くも悪くもひっくるめての人物造型だったので、なんか新鮮でした。
笠倉屋というムカつく札差もいたんけど、この人は番頭さんがいい人だったから助かったようなもの。このへんがフォローきいてるし、人間臭くていいっすね。
主人公の喜八郎は、先代からの縁で、米屋という札差の顧問弁護士みたいなことをしてます。最初、ずーっと「こめや」と読んでたんだが、「よねや」です、正しくは。(馬鹿だおいら)
喧嘩も強いしリーダーシップあるし、五尺七寸あるし。(170センチ以上はあるっちゅうことね)冬でも素肌に一枚羽織ってるだけよ!粋だねぇ。つうか風邪ひくぜあんさん。みこしも担いでるし☆いなせ〜。さすが深川〜。そして、子供と女にはさりげなく優しいのさ。
江戸屋の若女将といい感じだったんだけど、結局何事もなく終わってしまったのはちょっと残念。

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