まだまだ、本が読めません。
改行は少なく、漢字が多く、でなかなか読めないのよ、今読んでる本。
それにしても暑いね。蚊に喰われるわ、いいことないね、んもう。

<少女漫画のススメ>
気分が落ち込んでいたので、好きな作家の漫画を読もう!と思い立って、『笑えない理由』全四巻を読みました。
望月花梨さんは、ダーク系の作風ですが、この話は割りと明るく、すんなり読めます。
麗子ちゃんにラブvvですな。
同時収録の「傷あと」や「キセル」「Junk」や「嘘の色」「緑のこども」は、とても面白いし。
「緑のこども」は、屈葬の発想とか、薬飲んで地下収納庫に入ったところとか、卵が割れるシーンとか。素敵です、表現が。

明日は紙やすりを買いに行きます。
一大プロジェクト進行中。(あくまで自分内)

便秘、解消

2002年6月6日
6歳の6月6日から習い事を始めると、身に付くらしいわよ。ほのぼの君でやってました。

ところで、ほのぼの君の作者、以前数日間病気かなんかで休んでたよね。
もう、大丈夫なのかしらん。

つうか、書くことないしー。
サッカーはたまに見る程度です。
どうせ、名古屋には来ないしね。
暑い。

私が食べようと思っていたアイスを、ばあさんに食べられた。

「畑仕事してからアイス食べればいいやん」
「終わってからやと夕方になっちゃうもん」
「だったら、朝のうちにやったら」
「朝は四時ごろ日が上がって、もう六時ごろから日が照ってくるもん。暑くて死んじゃう」
「・・・・・・」

にんじんは、もぐらにやられて全滅したそうです。

暑いね、ホントに。
なんで、男の人に「もんぺ」はないんだろう。

図書館に行きました。
暑かったです。
図書館は、出入り口の扉が開けっ放しでした。
クーラーをけちっているようです。
せこいです、我が市は。
あんまり市町村合併してほしくないよなー。合併したら、公共施設とかどうなるんだろう。

いくら出入り口を開け放していても、奥のほうまで心地よい風が来るはずもない。
日本人作家の小説コーナーは奥にあるので、空気がどんよりたまっていて、気持ち悪いことこの上なし。
暑さで判断力が鈍ったのか、ヘンな本ばかりを借りてしまった。
家に帰ってぱらぱらめくってみたけど、あきらかに読む気しない本が二冊もあったもん。
精神的にちょっと異常な人の話とか、殺人鬼が出てくる話とか、そういうのはちょっとね・・・おなかいっぱい。読む気せーん。

★『熱球』重松清★
二十年前、ある事件のせいで決勝戦に出られなくなってしまった元エースの話。
妻の海外留学や、自分の退職などが重なって、自分の故郷に娘と共に戻ってきたんだけど、そこは田舎の狭い町のこと。いまだに主人公にはしこりが残っており、生まれた町のことが好きになれないのでした。
妻を急に亡くしてひとりになってしまった父とのことや、無断で二世帯住宅に建替えられた新築の家、娘のいじめ問題や、同級生のことなど、まあいろいろ。この人お得意の分野ですね・・・。
たいてい、主人公の子供はいじめられるんだよね・・・。
でも、不祥事を起こした時のエピソードはなけましたよ。くさいけど。
あと、じいさんが死んじゃうエピソードも。私はじじいモノに弱いのよ。

今朝の夢。

水戸黄門のメンバーに選ばれた。
スカウトされたのだ。
どこかの体育館で記者会見を開き、その後移動した場所は日大工学部。
日大なのに、木造校舎である。
ある一室にメンバー全員が集まり、これから演技指導を受けることになった。
木造なのに、五階建てくらいの高さで、窓からは隣の校舎の教室で勉強をしている若者の姿を覗くことが出来る。
水戸黄門にアクションはつきもの。
みな、一斉にジャンプしたりバク転したり飛び込み前転したりするのでビビる。
「とりあえず運動できる服装に着替えて」
と言われ、その場で着替える。
更衣室など存在しないらしい。
「まるでストリップですね」
軽口を叩いても誰も相手をしてくれない。
何故なら、みんなアクションの練習に忙しいからだ。
仕方なく、私は格どんに習って簡単な術をする。
リーダーはコージーのはずなのだが、ここでは実質的なドンは加賀まりこであった。
そして私は、役の上では格どんの相手役なので、ほくほくしていたのであった。

・・・よっぽど今日の「水戸黄門」を楽しみにしていたのでしょうか?
夢って、オチがないんだよね・・・イントロもないし。いつスカウトされたんだろう、加賀まりこに。

おかんが「この前読んどった赤い分厚い本、読ませて」と言ってきたが、遅いのである。だって、もう借りてきた本全部読み終わっちゃったんだもの。
明日借りに行くのです!!

姉がテレビを見せてくれ、と部屋にやって来た。
イングランド戦を見たかったらしい。
「駄目。だって、私はサッカーなんて観ないから」
と断ったのに、ヘッドホン持参でやって来た。
黙って見てればいいものを、時々「ああっ」とか「おおっ」とか、声を発するから始末が悪い。
「観たかったら喋るな」
と警告しても、しばらく大人しくしているだけでだんだん独り言がエスカレートしていくのである。


うざすぎじゃーーーーーーーーー!!


仕方がないので、数日前に新聞に載っていた、ベッカムのスーツ姿の写真を姉に進呈。
あの切り抜き、どうしたんでしょう・・・。


★『あでやかな落日』逢坂剛★
大阪GOさんの本。
なんでも屋を営む岡坂さん(四十代半ば以上)は、ひょんなことから知り合ったセントラル広告のPR部長さんと懇意にしており、今回はアウロラ電機の大型システムコンポのキャンペーンの仕事に協力して欲しいと頼まれました。
そこで、つい一ヶ月程前にたまたまコンサートを聴いた無名の女性ギタリストを、キャンペーンに使おうと思いつきます。
そこから話は始まるのでした。

あたしゃ、音楽には全然詳しくないんだけど、GOさんはスペインとギターには詳しいみたい。エッセイ出してることだし。
スペイン料理はまだ試したことがないんだけど、ワインが旨いんだねえ。知らなかった。安くて旨いんだって。いいじゃーん。
いつかスペイン料理を食べに行きたいっすね。
思えば、イタリア料理かインド料理かフランス料理か中国料理か韓国料理か・・・ぐらいしか食べたことないものね。
ギターについても全然知らない。福田進一のCDならタワレコで手に取ってみたことはあるけど。あと知ってるのは木村なんとか君と小椋なんとか君と村治香織くらいだなあ。
村治香織はこの小説を連載していた当時はまだ高校生のギャルだったそうだ。
じゃあ、私とたいして年変わらないじゃん。びっくりねー。
ビラ=ロボスとか、もちろんギターの作曲家なんて知らないんだけど、CD買ってみたくなっちゃいました。ギターとピアノとチェロが好き。バイオリンはどうでもよか。
でも、クラシックって試聴コーナーが少なくて、買いたくても何買ったらいいのかわかんないんだもん。適当に安いやつ買うと、音がいまいちだったりするしさ。
何度でも聴きたくなるような一枚に出会いたいものです。
あと、ピアノ曲やバイオリン曲をギターで弾くってのもアリなんですね。知らなかった。

話の内容は、96年頃の話だから新鮮さはなかったし、犯人当ても殺人犯とかじゃないからふーんって感じだったけど、会話が楽しかったです。
ほとんどの登場人物がおっさん・おばさんってのが、まだ二十代の私にとってはピンとこないんだけどね。
私もなんか楽器習いたかったなー。


月日の経つのが早すぎるっちゅうねん。
年を取るとは、こういうことか。
日々実感。

★『ストロボ』真保裕一★
新潮エンターテインメント倶楽部SS(ショートストーリーズ)だそうです。
主人公はカメラマンで、丁度五十歳になります。それなりに有名になって、仕事も順調。夫婦生活も安定しております。
「遺影」
五十歳になって、自分は何を残してきたんやろーかと思いながらも、簡単にできる、それでいて割りのいい写真ばかり撮影してきました。そんな時に、かつて自分に世話になったことがあるという、死を目前にした女性から遺影をとってほしいと頼まれる。
「暗室」
かつて暗室で愛を交し合った女流カメラマンが、雪山登山で遭難したという。彼女が最後にうつしたものはなんだったのか。ホロリときましたね。
「ストロボ」
かつて師匠だったカメラマンに、ひどいことをしてしまったのだが、それと同じようなことをされてしまう三十代後半の主人公。若手の台頭にも焦りはじめてきました。
昔は「女をとらせたらすごい」と言われてきたのに、ある事情がきっかけで、一切女をとろうとしなくなり、物撮りばかりするようになって、忘れ去られた存在となってしまった師匠。お前はしのやまきしんか。
「一瞬」
二十代の時、病床の少女をうつして一躍有名になった主人公でしたが、その女の子がとうとう亡くなったという。外国からの帰り、当時のことを思い出しました。
ちょっと辛いラブvの経験もあり。カメラのことはよく分からんが、大変なんですね。
恋人は自分から離れて他の男のもとに走ったけど、その男は無名のまま。代わりに主人公の方が売れてます。そんなもんだよ、人生は。捨てた男の方が、実はいい男だったんだもんね。
「卒業写真」
学生時代の話。特に親しくもなかった男が、事故死して、その母親から彼の愛機(カメラ)を送られたことから話が始まります。
なんで彼が田舎の写真をとって彼女に見せたか、とか泣けますな。感動ですな。
なんか、最近の私は感傷的になりすぎてますな。
駄目だめですな。

でも、少しはカメラについて知識がついたので、とっても面白い話でした。
私にはどだいカメラは無理、と悟れただけでも。

人付き合いってのは、なかなか難しいもんだね。
ささいなことでも、意思の疎通ができないのさ。

★『怪笑小説』東野圭吾★
美中年、圭吾の小説。結構古いっぽい。
短編小説で、なおかつ薄い本だったので、すぐ読めました。
電車の中でみんなが鬱積してて、そこに自白ガスがまかれたらどうなるか、とか。私はあんまり電車の中では嫌な気分にはならないなあ。
朝はたいてい座れるので、優雅に本を読み、混んできたらわざとらしく眠ってます。
乗り換え駅に近づくと、本を鞄にしまって「お、こいつ次で降りるのか?」とまわりに期待をもたせたりして。嫌なやつだね。
帰りは、遅くなると帰宅ラッシュで座れないんだけど、結構要領よくて、すぐ降りる人の席の傍に立っていたりするので、ラッキーなことが多いです。
でも、全然座れないと、「ふん、一駅しか座れないんだったら、このままずっと立ってたほうがいいわ」とか思っちゃいます。
座ってる人を見ると、「こいつめ・・・。私はどうせお前よりもっと長いこと電車に乗ってなきゃいかんのに」と恨めしくなったりもします。
こんなことを毎日続けてたら、くたびれちまうでしょうね。
あと、お金がないのに芸能人の追っかけになって命を削ってしまったばあさんの話や、UFOは実はぶんぶくちゃがまのタヌキだったとか、ヘンな話が多かったな。
最後の「動物家族」は全然ハッピーエンドじゃなかったので、悲しかった。その前の話、「あるジーサンに線香を」は辛い話でしたな。一度希望を持っちゃうと、余計悲しくなりますな。っていう話。こんな風に転落するのなら、若返りなんてしないほうがよっぽどいいよ。ああ、嫌だ嫌だ。

スーパーに行ったら、納豆が売り切れてました。
テレビで納豆の効能についてなにかやってたのかしら。

ファンだった友人が、悲しんでおります。
解散するんだったら、今までの感謝の意を込めて、全国各地でライブするなりDVDやビデオ出すなりしなきゃ駄目だよねーと思いました。
が、今のところ東京と大阪でしかライブの予定はないそうな。
しかも、11月とかいうし。
まだまだ先の話で、ピンときません・・・。
これから暑くなっていくというのに。

★『東京物語』奥田英朗★
一瞬、奥田瑛二?とか思っちゃったよ。違うよね、違うよね。
プロフィールを見たら、「岐阜県生まれ」と書かれていたので、ひゃっほー!!(何が?)と思って、借りてきた本の中から一番に読んでやろうと決めました。
なんだか自伝的小説で、高校卒業してからの主人公の東京生活。名古屋の守山区出身だそーです。
守山区といったら、今でも結構田舎だよね・・・。新守山なんて普通電車しか止まらないし。
主人公はとりあえず東京で暮らしたくてたまらなくて、東京の代々木にある予備校に入ることに。その時の親とのやりとりとか、田舎者だとみくびられてる場面とかが一番面白かったなあ。
「友達と待ち合わせしとるもんで」とついつい言ってしまい、東京の人に「しとるもんで、だって」と嘲笑されてるシーンが印象的です。
私の同級生にも、中学時代ならまだしも、高校の授業中に指名されて何か答える時に、「〜もんで」と言った人がいたのには驚いたっけなあ。
公的な場面では方言は避けたほうがいいよな、と思ったもんです。
まあ、私も使うけどね、日常的に。「ほやもんで」とか言っちゃいそうになるので抑えてます。
この前なんて、膝に青あざ作って「あ、黒にげとる」と思い切り方言で思考してしまったのは、ちょっと悲しかったなあ。祖母と暮らしてるから、意味不明な方言を駆使してしまうのであった。
それはさておき、この小説は特にたいした事件が起こるわけではないんだけど、全編特定の一日をクローズアップしてその日に起きたことをずーっと書いてるの。
「ジョン・レノンが死んだ日」「ベルリンの壁が崩壊した日」「成人の日・新日鉄ラグビー部が全日本七連覇した日・北の湖が引退した日」など。
そうか、ジョンは私が生まれて一年後に死んだのか。ふむふむ。
知らなかったけど、1981年には、オリンピック問題があって、ソウルと名古屋で競ってたんすね。知らなかった〜!
ここでは、名古屋のイメージをタモリが悪くした、とか言って怒ってたのが面白かったな。

一番笑ったのは、主人公の台詞。
「おれなんか長男だから悲惨だぜ。おばあちゃんの葬式のとき、会ったこともない親戚のジジイが出てきて『あんたは長男だで墓を守らなあかんわな』とか言うんだもん。何よ、墓を守るって。誰か攻めてくるのかよ」
には、何故か大笑いしてしまいました。特にラストの台詞。

旭丘高校とか、名大は落ちたけど南山の英文には受かったとか、地元の固有名詞が出てきて面白かったっす。
やはり、地元を愛しているのね、やまぴょんたら・・・フフフ。

素敵なサイトを見つけました。うっとり。
しばらくは通っちゃいそうです。

それはさておき、今日は結構暑かったのに、ばあさんはこたつに入って寝ていました。
「ばあちゃん、風邪ひいちまったわー。だっるぅー」と言いながら、テレビを見ていました。
私が半そでのニットを着て出かけようとすると、
「きょうは寒いで、長袖着てかなあかん」と言い出しました。
余計なお世話です。
風邪、とか言っておきながら、ばあさんはもんぺに着替えて草を燃やし始め、あたりは煙に包まれました。
それから、玉ねぎを引っこ抜いて、大収穫。
それらを裏に全て運んで、作業終了かと思われましたが、その後は夕飯の時間になってもお外でなにやらお仕事。近所のおばさんとしゃべったり。
風邪じゃなかったのかよー。

新聞の求人を見ても、なんだかパッとしませんね。

ばあさんが風邪をひいたようです。
毎晩ほっつき歩いてるからそうなるのだ。
不良老人め。

★『アリゾナ無宿』逢坂剛★
逢坂剛=大阪GO?
とか思ったりしつつ、読みました。

それはさておき、早撃ちガンマンと記憶喪失のサムライと、結構したたかな小娘が、賞金稼ぎの旅に出るっていう、単純明快なストーリー。
語り手である娘は、まだ16歳なんだけど、かなりしんどい境遇に生きていたのよ。それなのに、全然悩んでるそぶりが見られない。
一応恐怖感があったり嫌悪感があったりするんだけど、薄っぺらいっていうか。
それが逆に「したたか」ぶりをあらわしているのかもしれないけど、淡々と進んでおりましたな。
巧いストーリーとテンポの良い会話でぐいぐい読ませる、みたいな宣伝文句があったけど、確かにすらすら読めます。作風が明るいので、余分な人物描写は省いたのかな。
語り手は主人公だからバックグラウンドもよく分かったけど、最後までガンマンもサムライも、素性がわからずじまい。・・・ていうか、これ、続くの?と思いました。最後のほうはばたばたしてたし。

でも、ガンマンのトムについては、最初頭のかたいおっさんだぜ、と思ってたんだけど、だんだん性格がわかってきた。なんだかんだ言ってお人よしだしさ。
それより気になるのは、記憶をなくしたという設定の日本人。すごい剣が達者なのよ。針も口元に仕込んで飛ばしまくってるし。何者だ?結局記憶が戻らなかったんだけど。
主人公も、どちらかというと彼寄り。酒場の二階に泊まることを許してくれないし。最後もいちゃついてましたな・・・襲われた後だというのに。
あー。気になる。
身長はあまり高くないみたいだけど、フィートで言ってるのでイメージ湧きません。
やはり、私にはカタカナがはびこる小説を読むのは無理ってことかね。覚えられないんですもの。

ジョン・スミスやバトラーにはしてやられたり。こういうスマートな犯罪者はなかなか捕まらないんだよねー。ルパンのような手口。素敵。いかしてますわ。
こうやって、出し抜いたり出し抜かれたり。いきなりアパッチやコマンチが襲い掛かってきたり。むちゃくちゃな話だね。さっすが、明治時代の西部です。
ところで、いつまでカウボーイとかガンマンとか、そういう人たちがいたんだろー??

世界史に疎いやまぴょんであった。ずん。
↑もうすぐ六月ですぜ。
スイッチつけんな、スイッチを。
★『13階段』高野和明★
昨年度の江戸川乱歩賞を受賞した作品。話題になってましたね。私の町の小さな図書館にも、驚くことに二冊も置いてありました。
傷害致死で服役した若者と、刑務官を退職した中年男が、弁護士からの依頼で死刑囚の冤罪を晴らそうと奮闘する。というストーリーさ。
青年はたまたま口論になった若者を誤って殺してしまうんだけど、実は被害者の出身地と彼は、つながりがあって・・・うんぬんかんぬん。
さらには、死刑囚もその地と深い結びつきがあって・・・うんぬんかんぬん。
全てがひとつに収束してくっちゅうわけですな。
報奨金一千万ずつで冤罪を晴らしてくれ、っていう依頼人の思惑は、なんかできすぎとるっちゅう感じもしますが、それだけ被害者の遺族の気持ちはすごいってことやね。怖いね。執念が。
こっちにとってはやむを得ず、って形だったとしても、遺族には関係のないことだもの。
死刑囚のことや、死刑執行に至るまでのことが書いてあったので、興味深く読みました。
嫌だなあ、首が15センチも伸びるのかぁ・・・。
私だったら、耐えられない。
漫画やドラマでは、目玉が飛び出たりとか舌がべろーんと出てきたりとか、(ましてや舌を噛み切ったのがおちてきたりとか)あらゆる液体が身体から出て着たりとか、首が折れたりとか、伸びたりとか、痙攣したりとかなんて、絶対描写されてないもんねー。
ま、されてたら怖すぎだけど。

最後は悲しい結末。「終身刑だ」っていう台詞は重いね。一生うなされ続けるのでしょう、二人は。ああ。やだやだ。
ただひとりハッピーなのは、冤罪だった彼だけ??

本屋へ行って漫画を大量購入しようと思っていたのに、買いたいものがさっぱり見つからず。
かわりに、発売日を知らなかった漫画を二冊購入。
表紙からして怪しい本なので、買うのに抵抗があります。
恥ずかしいなら買うなよ、ってか。

★『盗聴』真保裕一★
ホワイトアウトで有名になった方でしたっけ?それすら知らん、疎い私。
この短篇集は結構古くて、元号が変わって数年・・・とかいう話が表題作です。
タイトル通り、盗聴のプロが活躍する話。最初のテロに遭った人はどーなったんやろーとのほほんと読んでましたが、普通関連性に気付くやろ、私。
読み終わってから突っ込みいれたくなっちゃいました。自分の馬鹿さ加減に。
それはさておき、スパイとか左翼とか右翼とか、日常使わない言葉が出てきたり、盗聴という特殊な技術が出てきたりと、読んでて楽しいね。
盗聴をする人は、たいてい身内なんだそうだが、私だったら誰に仕掛ける?
ひとり暮らしを始めた若い娘さんが、娘を心配する親父に電話機に盗聴器を仕掛けられたりしちゃったら、もう、誰も信じられなくなるよなー。

他には、旦那を愛するあまり恐ろしいことをしでかしてしまった奥さんの話や、道路に死体を隠したのはいいが陥没しちゃってバレちゃった話とか、ワイヤーをはっといてバイクに乗ってた人を殺しちゃったりとか。
最後の話は、興信所の調査員と見せかけて、実は・・・っていうのがよかった。話も短かったし。
こういう、ありふれた十人並みのおっさんってのが食えないんでしょうかね。
それにしても、一応表題作は事件が解決してハッピーエンドだったけど、むちゃくちゃな会社だったなあ、あそこは。
他の作品は、全部ダークな終わり方でした。

★『星降り山荘の殺人』倉知淳★
読者にも、純粋に犯人あてをしてもらおうと書いたらしいっすが、私には犯人なんぞわかるはずもなく。
というか、その前にチラチラ読んでたら分かっちゃったのよ。ああ。
叙述トリックには騙されないようにしようっと。
さて、ヘンな職業の男が出てくる。「スターウォッチャー」っていう職業。そんな職業、成立しないよねえ。文化人タレントってやつです。
常に芝居がかかっていて、ナルシストっぽくて、若い女性からお年を召した方まで、世の中の女性をメロメロにしております。
ちょっとだけ、氷川きよしを思い出す・・・。キャラは違うけど。
彼には暗い過去があって、わざとこういうキャラを造っているようだけど、まあ、もともと素因はあったんでしょう。堂に入ったもんです。
最後まで彼の暗い過去については解決はなされないんだけど、世の中ってのはそんなもんかな。全てが解決されちゃあ、面白くないっていうか。
二人も人が殺されるんだけど、全体的に明るい雰囲気でよかったよかった。人のあだなを見た目でつけちゃうところも健在だし。「危うい頭」とか「ジゴロの兄貴」とか、そのセンスには笑わせてもらいましたわ。


昼からバイトの面接なので、カロリーメイト食べて出発。
バイトといっても、筆記試験と端末入力試験と面接。疲れたよ。
端末って・・・聞いてないよー!
とひやひやもんだったけど、別にどうってこたあないさ。普通に用紙に書いてあった文章をそのまま入力するだけ。
ディスプレイとキーボードが斜めになってて、タイプしづらいことこの上なしだったけどね。
で、面接は15分くらいして終了。帰りました。
帰りは地下街をぶらぶら。
服を見ようと思っていたんだけど、店員の半分が野郎だったので、店内をぐるっと回っただけでやめといた。
声かけられたらうざいし。女ならいいけどさー。まだ。
大体、なんで女物の服屋に男の店員がいるのよ?
お前にファッションのこととか体型のこととか言われたくないわっ。って思っちゃいますな。
なんか、生理的に受け付けないの。
自意識過剰かしら。かもね。

で、ハンズ行って画材とシール買って帰宅。
むわむわしてて疲れたー。
でも、外に出ると風が冷たくてちょっと寒いのよね。電車が空いてくると冷えちゃうし。
ヘンな天気・・・。梅雨じゃないんだからさ。

それにしても、田辺誠一の演技は笑えるわね。
うーん、マンダム。のポーズがイカス。
さて、深夜には『藍より青し』を見なくっちゃねーうふふのふー。

★『新ペット屋』福森慎★
だいーぶ古い、児童向けの本。
だけど、内容は全てハッピーエンドではなく、結構怖いっすよ。
表題作の「新ペット屋」が発表されたのは79年。
生まれとらんちゅうねん。
この本を出すにあたって温めておいたのを書いたというのが、二番目に入っている「はみだし者物語」。ちょっと、世にも奇妙な・・・みたいな内容。
動物の尻尾を身体につけるのが流行りだすんだけど、それがただのブームだけにとどまらなくなって、つけてない人は非国民扱いを受けるように。主人公はもちろん、半ば意地になって尻尾をつけないんだけど、だんだん尻尾どころか目や耳まで取り替える人が出てきて・・・っていう話。
こんなんなったら怖いよね。一体何が目的でこういうことになったのかは分からない。だって、誰も人間の言葉を話さなくなってしまったのだから。
少数派にいつの間にか自分がなっていたら、どうするんだろう。やっぱ、追従するしかないかな。
なにしろ、この本が出たのは90年なので、当時の作者紹介も今では通用しないだろうとおもわれるのだが、
作者は遊び好き人間の35歳。
ヘンな紹介文だよね・・・いまじゃ40半ば過ぎてますがな。今何してるのか知りませんが、こういうふるい本を普通に置いてくれている市民図書館に万歳。
でも、グリム童話はなくなっていた・・・アンデルセンよりグリムが読みたい気分なのにぃ。
あの古臭い日本語訳が笑わせてくれるのだ。

図書館→本屋→スーパーの黄金コースを堪能。
今日の占いでは、ひつじ年は背後関係に気をつけろとのこと。
毎度のことながら、意味不明の占い記事。
本屋では、己の運転テクニックを過信し、ヘンな位置にパーキングしてしまった。
出るとき、それはもう苦心しましたさ。
だって後ろの鉄柱があるんだもん。こんなところに駐車スペース作るな、こんちきしょう!
軽自動車ならすいすいらくらくなんだろうなぁ、と思う今日この頃。女の子だもん、軽自動車でも可愛いよね。うーん。次の自動車はミニカーか。
と、悩ませるような事が起こったので、今日の占いは当たっておりました。
全国のひつじ年の人、背後関係はどうでしたか。
ていうか、学校に行ってると、たいていの人は自分と同じ干支じゃん。みんな同じ運勢かよ。

今日は行く先々で、冷房が入っておらず、空調最悪。
もわもわっとしてて、蒸し暑かったっす。
朝新聞を見ていたら、高校まで一緒だった同級生が、某市の新パンフレットを持ってにっこり笑顔で載っていたので驚いた。
はっきしゆって、気色悪いっす・・・
え、笑顔だなんて。
どういう気持ちでこの表情を作ったのでしょうか。


今日もとってもいいお天気だったようで。
生っちろい肌をしているので、家族にも「この非力浮かれぽんちめ」と罵られます。

近所のお店が、老朽化のため、建替えを決意。
昨日瓦を下ろして、今日壊したみたい。
近所といっても歩いて五分はかかるんだが、うちから一部始終が丸見えなのは、間にさえぎるものがないから。
間には道三本と川と畑いっぱいと田んぼいっぱいがあります。
このお店、ばあさんがよく行くんだが、一時休業するから、その前に商品売り尽くしセールをしたのね。
で、ばあさんがふりかけを買ってきたのだ。ワンカップ酒みたいな容器に入ったやつ。
みっつ買ってきたんだけど、そのうちのひとつ、わさび味は、賞味期限が2002年2月だった・・・。
今、何月だと思ってるんでしょう。あの店は。
ばばあも、よく見て買って来いよ。250円もしたんだから。

★『超 殺人事件 推理作家の苦悩』東野圭吾★
全タイトル、「超」がつきます。色々試してるんでしょうか、極端な感じ。特に、最終回原稿が途中で終わってしまったやつ、これを雑誌に掲載してもよろしいんでしょうかと思いました。読者は完璧、あれっ?なんで?と思うのでは。
個人的に面白かったのは、「超高齢化社会殺人事件」かな。(タイトルうろ覚え)書き手も年寄りならば、読み手も年寄り。果ては編集者まで・・・ってオチ。何十年もたつと、こんなんになっちゃうのかなあ。嫌だなあ。と思いながら読んだ。
あと、最後の読書機械の話。全て機械に読むことを任せてしまったら、本の存在価値なんてないのでは。本末転倒じゃん。書評かいたって、どうせ誰も読まないんだったら、機械に頼ってまで書く意味はないのでは。読書の楽しみが奪われたら嫌だなあと思いつつも、「昔読書好きだったから今では意地で」「知的に見せるよう」「ひいきの作家をかろうじて読むだけ」など、数少ない読書家の事情みたいなのがあって、納得してしまった。やっぱ、本を読む好意には何か打算的なもんがありますわな。
電車の中で難しそうな本を読んでれば、それだけで知的に見えてしまったり。分厚ければ分厚いほどいいって感じ。
と思いつつ、やっとこさ借りてきた本を読み終える。
明日は図書館行くぞ。


足がくさぁ〜い

2002年5月13日
晴れましたね!暑いくらいだったそうで。
でも、家から出ていない私には、気温なんてわかりゃしねえよ。
ははは、ざまあみろい。

★『海泡』樋口有介★
小笠原諸島の父島で起こった殺人事件。たまたま帰省していた主人公が、一応謎解きをしております。
死を間近に控えた美少女と推理ごっこをするんだけど、藤井くんのキャラがおかしかったね。
CIAに狙われていて、ついにはローマ法王庁にまで魔の手が迫ってどうのこうのとか言い出して。
島では秀才だったのが、東京に出てみりゃただの人。それに加えて、失恋したり憧れの人が死にそうだったり。壊れちゃったらしい。
薬師如来が船で島に渡ってくる、ってのにはちょっと笑っちゃったんだけど、本人はいたって真面目。
藤井くんの中では完結した世界なんだろうけど、家族にとっては悲惨だよねえ。
お父さんが素朴な人で、「なんでこんなことになっちゃったんだろうなぁ」とぼそぼそ言ってる姿が・・・あああ。
超脇役に感情移入する私。
小笠原は一応東京都だけど、十一月まで夏なんだって。でも、沖縄みたいに進んでないから、ドラッグも手に入りません。東京に出るには、船で二十六時間。それだけならまだしも、往復五万くらいするらしいよ、チケット。
こんなんだから、寂れていく一方なんだねぇ。実際、どうかは知らんけど。
でも、閉鎖された空間だからこそ、怪しげな宗教団体なども存在しないし、複雑に考えなければならないことなんてない。のどかな世界だ。
ま、病気になったりしたらたいてい間に合わなくて死ぬけど。
要するに、どっちを取るかってことだ。

猫がおらん!!とみんなで探していたら、私のベッドの下で寝ていた。
アホ・・・そんな埃まみれの場所で寝てるなんて☆
(掃除くらいしよう!)

今日は法事。
三回忌です。早いなあ、月日が経つのは。
親戚どもが集まってきて、うざいことこの上なし。
お金もいっぱい出てくしさー。
うち、貧乏なんだから、これ以上放出しちゃうと、やっていけんくなるよ。
おまけに、姉が合宿制で免許を取るとかなんとか言ってるしさ。馬鹿か、おのれは。

午前十時ごろにみんなが集まってきて、十時半から念仏。おっしょさまが七人も来たぞ。そんなに来なくてもよろしい。
それから墓へ。卒塔婆を立てるのだが、私はノータッチ。これだけやるのに、何も全員で行かなくてもいいと思うのだが。
墓は山の上にあるので、とてもじゃないので徒歩では行けない。よって、みんな車に分乗して行くことになります。
それだけでも大変さ!
それからお寺に移動。念仏。またしても。
お昼はバスが迎えに来て、ごっつぉを食べに行く。
ばあさんは「ごっつぉ」と言うが、あんなの全然ごちそうでもなんでもないよ。
ちんたらちんたら飯が運ばれてくるので、長時間かかります。
たいしたもんないしね・・・お茶もあんまり冷えてないし。
じじいやおっさんどもは、ここぞとばかりに酒を飲み始めるのでうざいよ。
さっきまでは大人しかった素敵なおじさまも、酔うと急に人格が変わって、ヘンな陽気なおっさんになってしまうし。
夢が壊れるね、アルコールって。

帰ってきてからは少しくつろいで、スイカなんぞをいただく。いただくって、うちが金出して買ったんだがな。
それからまたしても念仏。今度は素人が唱えるので、ヘンです。
やっとみんなが帰るのは、もう五時だべ。疲れるべ。
自宅でこういうことをやりたくないね、ホントに。

というわけで、これから残った饅頭とお菓子とスイカと・・・を食べます。おなか減ったよーう。

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