★『虹の裏側』眉村卓★
SF(?)を集めた短篇集らしい。
前半はよく分からんテイストの話が多かった。
デビュー当時は、こういう作風だったのかしら。
後半は中年男が主人公。自身も中年になってきたからでしょうか。
「さむい」とか「ピーや」とか、じっくり考えると結構怖いです。
事故で死んでしまった飼い主の男のことを思い浮かべる猫。そうすると次第におぼろげな姿が浮かんで、実在になる。男がいなくなってしまうたびに、それを何度も何度も繰り返す。なんかヘンな話なんだけど、一番印象深いです、「ピーや」が。
あと、「奥飛騨の女」も。
高山線美濃太田駅から、若い美女が乗り込んできて、取り殺すために若い男をナンパするの。
日が暮れる前に自分が死んだ場所まで連れて行けば、取り殺せるのね。
主人公もこれにひっかかったんだけど、途中で高山でゆっくり観光したから、ぴったりのバスを逃してしまい、助かったってわけです。
バスに乗る前からかなり怪しい行動してたんだよね・・・この女。
わざと薄暗い喫茶店に連れてくわ、顔を覆うわ、伏せるわで。怪しいっちゅうねん!
だんだん骨川筋衛門になってくのよね・・・
一番びっくりした描写は
目が直径五センチになった、ってところ。
五センチ・・・!!
想像しちゃった。怖すぎ!!
みなさんも、直径五センチの瞳を持つ人間を想像してみよう☆


今月は、なんも懸賞当選してないなーと肩を落としかけていたら、八月ギリギリの今日、ヘンな商品が届けられました。
扇子でした。
それも紙で出来てるヤツ。
扇子なんて持ってないので、開き方が分からず、五分ほど苦戦。
どうやら、開く方向が九十度間違っていたらしい。
危うく壊すところでした・・・
つうか、開いた時点で、怪しかったけど。
壊さないように使いましょう・・・・
って、こんな安っぽいやつ、人前で使えるのかしらん。
機会があれば、バッグに仕込んでおこう。
もう九月ですが。

上原さん最高です!

2002年8月30日
引き分けを挟んで四連勝中だったのに、中日、広島にホームで敗れてしまいました。
昨日打ちすぎたせいでしょうかっ。
中日って、そういうこと多いよね・・・
いまいち波に乗れないっていうか。


★『となりのひと』三木卓★
日常生活を描いた短篇集ってところでしょうか。
起承転結もなく、淡々と進んでいく感じ。つかみ所がないので、読むのに疲れました。
なかなか面白かったのは、吐いたゲロを竹箒で処分させようと呼びつけてどうのこうのっていう話。
意味分かんないので、なんか面白かったです。
最初の「エレベーター」は、意味分からん。なんなの、あの主人公は?
なんとも言えないお話でした。

まだ帰って来ません

2002年8月23日
あー、中日、横浜に勝って良かったな。
これで阪神が負けると、同率で三位、とか言ってたけどどうかしら。
やっとAクラスかよぉ、って気がするけど。
それにしても、つぼいのりおはおかしな人だね。(名前の表記はただしくありません)


ばあさんが、近所のばあさんににがうりをもらった。
ばあさんは、「固いといかんで」と、うりをゆですぎたらしく、すっごい状態になってしまいました。
しかも、それを賞味期限切れの豚肉と一緒に、にんにく醤油で炒めたそうな。
ばあさん以外、手をつけなかったよ・・・。
いつの豚肉だと思ってんだ!!
ていうか、そんな古い豚肉を冷蔵庫の中にいれておくうちもうちだよね・・・嫌だ嫌だ。
いつか食中毒で死人が出るぞ。


常勝・明徳ってイメージが強かったんだが。
智弁和歌山ひいきなので、ちょっち残念。
松野くんが好きだった・・・・!
(一体何年前の話よ。しかも奈良のほうだったかもしんないし)
これからはドラフトに誰が選ばれるか楽しみね。


そんなことより、愛猫が失踪。現在行方不明中。
やんちゃ盛りな猫なので、心配です。
このまま帰って来ないのかなあ?嫌だなあ。
めちゃくちゃ可愛い性格の猫なのに。
あんなに愛想のいい猫は、そうはいないよ。
くっそーって感じ。
早く戻って来ておくれ!!


★『噂』荻原浩★
帯に「驚愕の最終章!」ってあったけど、確かに驚愕だわ・・・。そんなあおりがあるもんだから、読んでる間もなんとなく分かっちゃったけどさ。
嫌ね・・・こんな結末。
刑事やってる父親と、一人娘のやりとりがほほえましくて可愛かった。
「もう眠いよ」と目をこする娘に向かって「がんばれ」と声をかけてるシーンがおもろかったなあ。
こういう親子、いいねえ。

どんな内容かというと、香水のモニターの集まりで故意に流した噂が、その通りになってしまってアラ大変!ってストーリー。
ニューヨークから来たレインマンが、女の子を襲って足首を切り落としてしまうんだねえ。
物騒な世の中ですよ。
噂で人を殺すのは簡単だ、ってことです。思い込みで人を殺してしまうってこともあるし。
この時代、情報があふれすぎていて、判断を間違うのだ。しかもとんでもない方向に。
そういうことかね。恐ろしいねえ。ひゅう。


お昼は、友達とパスタを食べに行きました。
サラダ、パスタ、ガーリックトースト、アイスティー、かぼちゃのタルトを食べました。
さらに、移動してレアチーズケーキとアイスコーヒーなんぞを食してしまいました。
そりゃあ、胃がもたれるわ。
自業自得です。


昨日の中日VS巨人、味方の援護のおかげで、山北君初勝利♪
中日新聞に載ってた写真、ボールを投げてるところなんだけど、妙にニヤリとしていた・・・。
なんだ、あの写真は?
コメントも、
「うれしい。うれしです」
と、明らかに不審だしな。
ウケました。

↑巨人・宮崎の話。
最近の巨人軍は、丸刈りが多いね。
上原に前髪がなくてビビッたもの。
ブームっすか?

Jリーグはジュビロ磐田が優勝したね・・・
マリノスは一体なんだったんだ。
まあ、いいか。
昨日のあの試合で、「ジュビーロ磐田!じゃじゃっじゃ、じゃっじゃ」って振り付けしないと、怒られるかな。怒られそうだな。
名波とやべっちのトークが面白かったです。
私の手帳には「ジュビル磐田」と書いてありました。
ジュビルってなんだよ。
ジュビロの意味も知らないけどさー。

以上、スポーツの話でした。


岐阜県代表高校が、広島県代表高校に負けてしまいました。
あそこでホームラン打たれるからー!
悔やんでみても始まらないね。
うん、私頑張る。
(青春)

『熱闘甲子園』では、最後に「イエー!!」と記念撮影してておもろかったです。
主砲の藤田君は、顔がごっついので、あだ名はオリバー・カーンでございます。
小嶋監督(世界史の先生らしい)によると、

「藤田の顔はモザイクやぞ」

らしいです。
そんなにまずい顔かしら?
でも安心して、モザイクかかってなかったから。
NGでもなかったから。


強面になって、相手を威嚇しようと計画中なのであろうか。


ようやっと、我が家に住民基本台帳問題が上陸。
「親展」扱いでハガキで送られてきました。
うちの家族は、ほとんどニュースを見ないアホどもなので、ぴんときてないみたいです。
意識レベルが低いなあ。
そういう私も、あまり分かってなかったりする。
櫻井よしこさんが反対してるってことは知ってるけどね。送り返せ、とアドバイスされてました。
届いたけど、私には見せてくれなかったよ・・・それってどういうことかな。
やはり、一世帯にまとめて送るんじゃなくて、お金がかかろうが、手間がかかろうが、ひとりひとりに送って欲しいです。
十五歳以上の男女には直接、ね。
手間を惜しむなー!!ってね。
どうせなら、IDカードが欲しいよ。
コード番号知らずに役所に手続き行ったら、どうなんでしょ?追い返されるってことはないよね?

↑中村俊輔の話。


★『ミステリなふたり』太田忠司★
名古屋市出身で、名古屋工業大学を卒業した人らしい、作者は。
おお・・・あの名工大出身であらせられますか・・・。一回潜入したことがあります。
それはさておき、主人公は愛知県警の凄腕刑事(美人)とその年下の夫のイラストレーターの話。思い切り地元の地名が出ていて、面白かったっす。
でも、これって愛知県近郊の人じゃなきゃ、ちんぷんかんぷんだよな。
最初のいくつかはパターンが同じで、下ネタが多くて「これってトンポリ?」とか思ってしまったくらいであった。

※トンポリとは、林葉直子が書いていた小説。とんでもポリスだっけ・・・だったら略し方は「とんポリ」だっけか?昔はよく読んでいたもんだ。わっはっは。

最後の短編が一番面白かったです。「弟」に、すっかり騙されてました・・・あっほだね〜♪

岐阜県勢が初戦突破して、めでたしめでたし。
岐阜県勢が勝つのは、実に四年ぶりらしい。
弱いからな・・・
センバツにすら呼ばれないからな・・・
たまには、目立つ場所で活躍してほしいよ。
自転車競技とかバドミントンとかなら強いんだけどね・・・
なんか、一回の表でエラーでいきなし失点したんだけど、その裏で逆転して、まあ、危なげもなく勝ちました。よかったよかった。
次もこの調子で勝って下さい。
熱闘甲子園を見たんだけど、選手がめちゃくちゃなまっていて笑えました。


姉は張り切って第一試合の遊学館(石川代表)の試合から見ていた。眠いっちゅーねん!見るのはいいけど、起こすな!
というか、八時前から草刈機の音ががーが−うるさくて、寝ていられなかったのでした。
シルバー人材派遣センターだかなんだかってところから、五人のじじいたちが派遣されてきたのだ。
我が家周辺にぼうぼうに茂った草を刈りに来たのだ。
もちろん、無料奉仕ではなくて、時給1500円。それを四時間、五人いるので、三万円くらい放出しちゃったってわけだ。今日一日で。たった一日で!
草刈機持込みなので、高くついたらしいよ。
じじいが生きてりゃ、自前で刈ったのになあ。
私なんて、おそがくて草刈機には近づけません。ぶるんぶるん!とエンジンかけるのにもコツがいるそうですし。大体、油くさいのが駄目なんだ。
じじいたちは昼前に作業を終わらせて去って行きました。
亀田の海苔ぴーパックを食べていました。


とか思いつつ、高校野球を見る。
とりあえず、地元の高校は応援。当然。

私の応援の甲斐あってか、見事東邦高校(愛知県代表)初戦突破!
でも、一回戦から出る高校は、ちょっと不利よね。一試合多く試合しなきゃいけないもんね。
二回戦からの高校はお得。な気がする。


友達と名古屋ドームまで野球の試合を見に行ってきた。ドラゴンズVS阪神。
友達の仕事の都合に合わせて行ったので、中日の得点シーンは見られなかった。
阪神の得点シーンなら見れたけどね!!(泣)
それにしても、地下鉄で名古屋ドームの最寄り駅ができたはずなんだが、全然近くないぞ?
えっらい歩いた気がします。蒸し暑かったぞ。
さらに、ゲートの入り口が遠かった・・・。
とりあえず友達のお昼ご飯の残りのメロンパン(50円)とじゃがりこを食べて、売店でチキン唐揚げと焼きそばとコーラを購入。

チキン唐揚げ:300円。三本入り。「唐揚げ」とあるので、ふつうの肉の固まりかと思いきや、骨付きだった。しかも、超スパイシー。辛すぎ。
焼きそば:400円。味がなかった。
コーラ:200円。意外と量が多くて満足。

ちなみに、隣のおっちゃんはフライドポテトを食べていました。
友達の隣にいた子供は、一生懸命「こうすけー」と応援していましたが、応援むなしく中日は負けてしまいました。意気消沈。お父さんらしき人と9回表で帰ってしまいました。(うちらも帰ればよかったな・・・)

それにしても、好きな音楽は人それぞれ。バッターボックスに立つときのテーマソング、聞いてて楽しいよ。流行の曲を流されると、ちょっと幻滅。
代打で大豊が出てきたので、友達はびびってました。「いつの間に大豊が中日に・・・!?」
いつでしょう。
阪神行ったんじゃなかったのか。

帰りは地下鉄料金をケチって駅まで歩いた。疲れた。遠すぎるぞ。
普通にドームから向かって右側に行くと、地下鉄や名鉄、バスに乗る人は便利だけど、純粋にJRだけが目的な人は、左側ルートがおすすめだ。
歩道が狭くて最悪だが、右側ルートより近いぞ!
どうでもいい情報でした。

家に帰ったら、ばあさんが五平餅を買ってきてくれてました。
島崎藤村が『夜明け前』で二回五平餅を出しているそうだが、どちらもこれからの自分の未来を期待して食べるんだそうだ。(読んだことないのよ)
とかいうことを、NHKでやってました。
藤村にとって、五平餅って大事な食べ物なんだねえ。もちろん、私にとっても大事な食べ物よ。
給食で出たときは、「たれを多くつけろ!」と配膳係に誰もがお願いするくらい、人気おかず(というかおやつ)だったからね!
胡桃が旨いのよ・・・。じゅるじゅる。
ピーナッツバターを入れるのもいいらしい。
冷めたままでも結構おいしいのよ。
御幣餅、と表記するらしい。『夜明け前』では。
ばあさんは、「五平駄(=ごへだ)」と言うけどね・・・。



図書カードは持っているが、クオカードは使った事もなければ見たこともない。全国的に普及してるのか?大体、今一回で変換できなかったしな。
九尾カードって一体。


★『奪取』真保裕一★
新聞連載だからか、もんのすごく長く感じました。
その分、偽造テクニックがものすごく詳しかった。
これがあれば、私にも偽札づくり、夢じゃないかも・・・!?
とか思っていたら、ちょうど新札発行のニュースが。
なんてタイムリーなんでしょう。
でも、テクニックが分かっても、ハードがないとできません。磁器鉄粉とか、高解像度マシンとか、スキャナとか、ミツマタ栽培とか、素人には無理です。個人にも無理です。
ヤクザと銀行に復讐するくだりは、映像化したらおもしろそうだなーとも思ったけど、偽札造りはほんとに地味な作業。私には無理だ。
編物もろくにできない女だからね・・・(あんまり関係ないか)。


今日は久々に漫画を大量購入。
「お、この新刊も出てるのか」
とうろうろしているうちに、手には八冊も持っていた。
いい年こいて、嬉々としてこんないっぱい漫画買う人ってどうよ。自分でも恥ずかしいわい。
『パジャマでごろん』はやっぱりいいよなあー。
私もはるひ&鉄太郎みたいな夫婦になりたい!
なんてね〜〜〜。


いいかげん飽きたってことか。


★『美濃牛』殊能将之★
岐阜県民なので、まずタイトルからして心惹かれました。
さらに、作者コメントで、印税が入ったら飛騨牛を食べに行く、とあったので、「素敵な人・・・v」と胸がきゅぅ〜んとなりました。
飛騨牛といったらあれだ、葉っぱでくるんで味噌で焼くのが旨いのよね。

最初は普通の現代的な話なのかな、と思っていたのに、どんどんホラーチックな展開に。探偵が主人公じゃないってのがいいです。登場人物ほとんどの視点で描かれてるんだけど、探偵とミステリアス(?)な女の子の視点からは描かれてないってのもポイントかしらん。
最後は探偵が「アントニオ!」とか言ってるので、ギャグで終わりか?と思っていたのに、やっぱりホラーチックで怖かったのでした。
最初の死体のトリックも全く分からなかったしね・・・。

「色む」は岐阜弁だから俳句に詠むのはまずいかな、というくだりがあったんだけど・・・
「色む」って方言だったの??
そりゃあ、確かに今いっぺんで変換されなかったけどさ。
普通に使える言葉だと思っていたので、ちょっぴり衝撃的でした。
ちなみに、「色む」って言葉は、例えば柿がいい感じにオレンジ色になっている状態をさして言うんだけどね・・・。「色づく」ならいいのか・・・。
ひとつ、勉強になりました。


★『六枚のとんかつ』蘇部健一★
なんか・・・タイトルが怪しかったんで、適当に手に取ってみたんだけど。
一発目がいかんかった。
トラックの「バックします」が「ガッツ石松」に聴こえる、とかいうトリック(?)がちょっと嫌でね。
こんな本読んでられっか!とうっちゃっておいたんだけど、最近になって読んでみたわけです。
全部短い話なので読みやすかったけど、後半はだんだん下品になってきたような。なんででしょ。
感想、とかそういうのは特になし。
とんかつ、食べたくなりました。

続々と高校野球の代表校が決まってきているね。
自分がきゃぴきゃぴの高校生だった頃と比べると、熱気はいまいちだけど、若者がこのくそ暑いのにわざわざ長ズボンはいてストッキングまで穿いちゃって、汗水たらして青春しているのを見るのは、じーんときますわ。
サドかよ・・・・・。

県大会予選では、応援していた学校が優勝したので、バンバンザイ。地元だしね。姉の出身校だしね。垂れ幕見に行かなくてはね。
(↑とか言ってて、おととし出場した時も見に行くことはなかった・・・だって暑いから)
県内で強くても、全国に出るととってもヨワッチク、全く誰からも注目されることなく国に帰って来るので、せめて一勝くらいはして欲しいです。


★『狐闇』北森鴻★
なんと・・・・!途中で気付いたんだが、この話、シリーズ(?)二弾目らしいのよ。
途中で気付くあたり、どーよ、自分・・・。
とか思いつつ、登場人物は半分以上入れ替わってるんで、ストーリーには支障はないようだ。
古美術界のミステリーなんだけどね、主人公は女ひとりで古物界を生きているのだが、
三角縁神獣鏡を手に入れてしまったことが引き金となって、事件に巻き込まれちゃうのね。
巻き込まれるだけならいいんだが、命の危機にさらされるというよりか、まずは社会的に抹殺されるわけ。
鑑札っていう許可証がないと商売できないんだけど、ある絵画を偽造した疑いで警察からの信用をなくし、飲酒運転で運転免許証まで取り消されてしまったのだ。最悪だね。生きてけないね。
私だったら、こんなに早く立ち直れないで、泣き寝入りして実家に帰ってるね。(実家があれば、の話だけど)
最後のほうで思わぬ展開になったけど、裏切り者として大事な友人の名前を出してしまったことによりぼろが出た、っていうくだりは良かったです。女の友情も、ちゃんとあるんだねえ。
しかし、コレクターというものは恐ろしいね。私は収集癖なんてないので、こういう恐ろしいことには巻き込まれるわけないと思うけど。

パソコンに触るのは、実に二週間ぶりなので、自分がいつ何をやったのか、ほとんど記憶にない。
メモに取らないと、記憶が曖昧になってしまうのだ。
脳の病気かしらん・・・
まだ二十代なんですけど。一応。
心は十代。


★『邪魔』奥田英朗★
『イン・ザ・プール』が直木賞候補に上がっていたそうですが、とれなかったね。残念。ちょっと軽すぎたかな。面白かったのに・・・。
それはさておき、これは刑事・主婦・不良高校生の三人の視点で語られるのだが、比重はより主婦と刑事にかかってますな。
初め刑事が出てきたときは「何だこの男、刑事のくせにむちゃくちゃなやっちゃなー」とか思ってたんだけど、だんだん読み進めるうちに惚れましたな!(笑)
義理の母に「薫君」とか呼ばれてんだぜ。もう36歳なのに。散らし寿司が得意なんだよ。剣道4段なのに。そのギャップが素敵ね。呉服屋の娘と、末永くお幸せに。
私としては、主婦との絡みに期待してたんだけどね・・・そうはうまくいかないってか。ちっ。
まあ、こういうハッピーじゃないラストってのもいいかもね。弱い、守られるだけの存在だった主婦が、自分の生きがいのために闘い、夫がいなくても子供を守ることを決め、さらに子供を捨ててまで自分はひとりで生きていくと、自転車こぎこぎ決意するわけだ。じーん。
朝日を浴びながら、よれよれ・汗だくで自転車を漕ぐ姿は、ビジュアル的に結構間抜けだとは思うけど。
一番気になるのは、佐伯主任が「おぬし」と言うこと。
そんな年寄りでもないのに何故・・・?何故、「おぬし」・・・?
うちのじいさんは、「おんし」って言ってたっけなあ。懐かしい。たまに「おんち」って言ったりもする。

ハイビジョンドラマの地上波放送がやるらしいので、とっても楽しみである。と言っても、『邪魔』じゃなくて『最悪』の方だけど。(読んでないしな・・・)
ちなみに、主演はジュリー。

24日は、熱中症もどきになって、苦しんでおりました。
家に帰ってきてシャワーを浴び、アルコール飲みながら、さあ野球中継でも見ようか(おっさんか、おのれは)と思っていたら、急激にだるくなりましてね。
ホント、死ぬかと思ったよ。
みんなも気をつけよう。



< 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 >

 

お気に入り日記の更新

テーマ別日記一覧

この日記について

日記内を検索